推し実務書
札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。
司法書士実務を行う際の実務書との付き合い方について記事にします。
業務を行う上で、経験がなくわからないことや論点が細かすぎて正しいのかイマイチ確信が持てないということはよくあります。特に自分自身が開業してからが顕著です。司法書士事務所勤務の頃なら気軽に周りの人に相談できますが、一応同期の司法書士にも相談はしますが、その場にいる訳ではありませんので「気軽に」とはいきません。したがって、書籍等の文献に頼ることになります。
開業すると法律書籍の出版社の方から電話がきます。私は断りましたが、資金が潤沢にあるならば契約するのもありだと思います。司法書士の業務は多岐に渡りますので、物量が多ければすぐに資料にあたることがことが可能であり、顧客の問題解決も早くなるかと思います。ですが、多くの場合はほとんど読まれず仕舞いでページ差し替えや法律の改正などの憂き目をみることになると考えます。
そこで私は案件が入ってくるごとに、その分野の実務書を購入することにしています。開業後は相続案件のみだったのですが、士業の方との交流を持つにつれて商業案件の比率が増えてきました。今後もその流れが続くことの期待を込めて、商業登記のバイブルともいえる『商業登記ハンドブック』を購入しました。前勤務先でもボロボロになるまで使用していたもので、商業登記実務を行う上で不明点があった場合は、まず商業登記ハンドブックから当たるというのが定石でした。開業間もない当事務所には少し痛い出費ではありますが、今後ともハンドブックをたくさん使うことができればと思います。
投稿者プロフィール
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令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。
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