本試験までほぼ1カ月

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

司法書士の本試験まであと1か月ですね。今年合格する方のなかには猛勉強している方が多いのではないでしょうか。

今年から記述の配点が従来の70点満点から140点満点になるとかで、配点の比率が変わるので、択一の逃げ切りがしづらくなるということなのでしょうか。記述の分量が倍になるというようなことはさすがに無いと思いますが・・・。

ところでSNSを見ていると、結構な割合で模試の結果に一喜一憂している方がいらっしゃいます。この時期に基準点に届かなかったとしたら、それは自信を失ってしまうこともあるでしょう。ただ運がいいことにそれは本試験ではなかったので、切り替えていきましょう。

本試験まで一度も基準点を越えなかったけど合格したので大丈夫です!という方もいます。そういうルートを通った人もいます。私の場合は、模試や答練は得意だけど本試験に弱いというルートを通ってきました。要するに本番に弱いのです。そのため可能な限り模試の回数を増やし、本試験すら模試と思い込むように訓練しました。

本試験について、受験予備校は「最後の1秒まで諦めない」ように指導してきます。これは当然なのですが、私は、その上で「今年ダメでも来年受ければいい」の精神で受けました。これによりかなり気楽に受けることができました。お勧めはしませんが、そうすることで長文問題や結論があいまいな肢をどんどん飛ばしていくことができ、とても良いリズムで問題を解いていくことができました。絶対に諦めないのは当然なのですが、その気持ちが悪い方に作用してしまうことで、解かなくてもいい問題を考えこんで時間を使ってしまい、記述問題に取り掛かる頃には15時を回っていたとなると挽回することが難しくなってしまいます。特に本年度の試験からはその傾向が顕著になるのではないでしょうか。

この記事を読まれた受験生の方が、自分の持つ能力を最大限発揮して合格されるよう応援しております。

投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。