私と認定考査

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

前回記事にした特別研修が終わった後、9月に認定考査試験があります。マークシートはなくほとんど記述のみです。※たまに(ア)(イ)から選べみたいのありますが、それにしてもマークシートではなく解答用紙に「ア」とか書き込みます。

その年の特別研修の途中で勤務先を退職していたため、かなり勉強をする時間がありましたが不合格。絶対合格したと確信していたため、結構ショックだった気がします。言い訳をすればずっと東京オリンピック見ていたからだと思います。あと合格率が年によって異なりますが大体60-80%程度なのでまあ受かるだろうと思ってしまいますが、母集団のほとんどが司法書士試験合格者なのでレベルたっかいです。試験終わって周りを見渡した時に、認定考査の解答用紙を白紙で出してる人なんていません。司法書士試験の記述用紙が白紙はたくさんいますが。この試験で同期達は大体合格します。結構恥ずかしいです。

これではいけないと思い、認定考査対策にとある動画講義を購入しました。これを見れば間違いなく合格だなと思ったのですが、その講義がなかなかクセがありまして、一つの論点が終わるたびに講師の方が架空の誰かをディスる内容になっておりまして、「こういうことも想像できないオツムが弱い人には訴訟代理権などを与えるべきではない」とか、「私が受験生に対して思っている不満を聞かされることが耐え難いという人は、認定考査に受かるべきではない」とかそんな具合のことを延々聞き続けるのはキツイなと思い途中でやめてしまいました。さらにHuluに加入してドラゴンボールZ全291話を見てしまったため、2度目の認定考査もあえなく不合格。ここで同期の人々が全員合格したため、また恥ずかしい思いをしました。

そういうわけでここからようやく真面目に勉強を開始します。基本的には伊藤塾の蛭町先生と坂本先生が書かれている「認定司法書士への道」のみをグルグル回せば十分だと思います。基礎編で訴訟物の書き方とかを覚え、実践編を練習問題として使用することで考査問題にでてくる論点には全て対応できると思います。私の場合、勉強していないとはいえ2回落ちてそれなりに苦手意識が芽生えていたので、伊藤塾の対策講座も購入しておきました。これはお勧めです。認定考査の前日に解いた問題がほぼ認定考査で出題されましたので、ヤマ当てにもなります。

認定を持っているということでそれが役に立ったこともありましたし、なにより特別研修において同期に恵まれましたので、可能であれば認定考査は取得したほうがよいと個人的には考えます。

投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。