ネットバンキングに関する雑感
札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。
今回は雑談です。会社や個人事業など、金融機関の口座を開設することは必須と言えます。そして、便利と考えて利用を始めたネットバンキングですが、これが思いのほか使い勝手がよろしくないのです。スマホで閲覧することができない、毎月1000円以上の費用がかかる、当日振込不可、土日祝は振込予約できない、ログインするのに乱数表が必要、振込するのにワンタイムパスワードが表示されるハードトークンが必要など。
口座を開設する際、「スマホアプリがないようですが、外出中にその場で入金確認をする際、どのようにすればよろしいですか?」と尋ねたところ「ノートPCを持ち歩くことをお勧めいたします」と言われました。当地では大きな金融機関であるため口座開設しましたが、名前で選ぶのではなくもう少し機能面も踏まえて選定すべきだったなと思いました。数カ月後、友人にそのような話をしたところネット銀行を勧められました。ネット銀行口座を開設したところ、スマホアプリで日時関係なく振込でき、ワンタイムパスワードもアプリなのでスマホで完結、さらに入金あれば通知がくるため、非常に便利で使い勝手がよいので感激しました。個人口座用のネットバンキングと使い勝手としてはほぼ変わらずです。
当然ながら実店舗や通帳がありませんので、ネットバンキングについて不便な部分もあると思いますが、今後どんどん普及していく流れになっていくのかと思います。
通帳がないことで、会社設立の際の書類に変更をきたす場合がありますので、後日その点について解説記事を上げます。
投稿者プロフィール
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令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。
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