司法書士と六法
札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。
司法書士試験における三種の神器は「テキスト」「過去問」そして「六法」と何かで読んだことがあります。私も六法を保有していました。オンラインの授業で講師の方が「登記六法」を勧めていたので、それを購入しました。
結構分厚いです。毎年出版されています。
次にクレアールさんの教材の「択一六法」が良いとの噂を聞きつけてそれを入手しました。
その他にも有斐閣のポケット六法を買ったり、LECの合格六法を購入したり。
ところが、イマイチ六法の使い方が分からないまま試験に合格しています。
六法の素読というものはほぼやってません。一度試してみましたが、頭に入りませんでしたのですぐ止めました。
私がどのように使用したかというと、手元に置いておき、論点を掘り下げたいときに条文にあたるという方法でした。私の合格年度の学習方法は薄いサブテキストを読みながらアウトプットする方法がほとんどでしたので、通常の学習のループの中に六法を組み込むことはしておりませんが、上記の学習の中でたまに六法やメインテキストに戻るという使い方が多かったです。
六法はそれなりのお値段がすることが多いので、普段の学習にも使わなきゃという義務感が湧くのですが、合格年度はその義務感を捨て去ることに成功しました。したがって、六法は普段の学習に組み入れなくても良く、論点掘り下げるときは六法で条文当たっておいた方がいい。ということになります。極論ですが、テキストに条文が掲載されているなら六法すら不要とも思います。六法の素読を始めてしまうことで余計な論点に目を奪われてしまい時間が取られてしまうことを避けなければなりません。であれば初めから条文が抜粋されているテキストを読んでいる方が学習効率が良いと考えます。
上記はあくまで「試験対策」における私見ですが、ここは本当に100人いれば100通りの学習方法があります。私が試験勉強をしていた頃の合格体験記を読んでいると、六法を素読したことが合格に繋がったという人もいましたし、過去問だけをやり続けたという人もいました。ですが、もし六法の使い方に悩んでいるという方がいれば、参考までに上記の方法を試してみてください。
投稿者プロフィール
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令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。
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