司法書士の報酬
札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。
司法書士の報酬については各事務所で自由に設定しております。以前は報酬規程があったため、現在もそれをベースにしている事務所もあれば、平均報酬額の前後で報酬を決定している事務所など様々です。
相続登記一つを取っても当然ながら同じ案件は一つもなく、用意しなければならない書類も案件ごとに異なる場合があります。例えばお客様において、戸籍や住民票を取得いただけるのであれば、当然その取得費用(司法書士の手数料+実費)は発生しません。お客様のご負担は戸籍等の発行元自治体に支払う手数料のみです。このような場合においては司法書士の報酬を下げることが可能で、その前提でお見積りをいたします。
なおそれ以外のケースで、当事者において作成が必要な書類(私文書)ですが、遺産分割協議書、議事録等についてご依頼主様が作成し費用を抑えたいという場合、大変恐縮ですが司法書士の事務作業の手間が増えてしまいますので、値下げには繋がりません。
当事務所にて私文書を作成する場合は、法的に問題がないとお墨付きの文案を基に個々のお客様の必要とする書類を編集していく形で作成します。ところが、お客様が自ら作成した書面については、当事務所がお預かりしリーガルチェックをするところから始まり、誤字脱字のチェック、訂正、書類の受け渡しなどいくつかの工程を経ることになります。
ご依頼主様におかれましても費用を抑えることができない以上、すべての書類作成は司法書士にお任せいただくことをお勧めいたします。
投稿者プロフィール
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令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。
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