基準点発表(ネタばれ無し)

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

令和6年司法書士試験の択一基準点が発表されましたね。このブログには基準点が何点という情報は記載しておりませんので、まだ法務省のHPをご覧になっておらず、自分のタイミングで見に行きたいという方も安心してご覧ください。

受験生の中には発表後すぐに見たいという方と、あんまり見たくないという方に分かれると思います。私はなるべく見たくないし、自己採点もギリギリまでやりたくないタイプでした。試験会場で配られている午前の解答速報をもらって、会場の敷地内で自己採点をしてその年の不合格を確信するという方もおりましたが、私の場合もう少し現実逃避をしていたかったので、基準点発表からしばらく時間を置いて採点しておりました。同期の中にはツワモノがいて、本試験後一切試験については触れずに、最終合格の通知が自宅に届いてから合格を知るという方もおりましたので、本当に千差万別だと思います。

昨年までであれば、10問も上乗せ点が取れていて、記述が基準点割れを起こさなければほぼ逃げ切れたのですが、今年からはおそらくその傾向は当てはまらないのかと思います。これまで択一偏重だったのが、記述にバランスを移したと考えられますが、記述がブラックボックスであるだけに合格が少し読みづらい試験になったのかなという印象です。

なんにせよ今までは択一で上積みを取れなかった場合、記述で巻き返しを図るのが難しかっただけに、記述を得意とする人には嬉しい変更かもしれません。司法書士事務所で補助者をしている方は記述強い方が多い印象です。

あと2カ月ほどで最終合格発表となりますが、この間の緊張感はほとんどの合格者が通る道(試験から合格通知までノータッチの人は除く)です。とりあえずどちらに転んでもいいよう、毎日民法とか民訴あたりにサラッと目を通しておくことをお勧めします。

投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。