完全オンラインへの対応
札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。
最近は北海道外のお客様とやり取りする機会が増えてきました。その際に思うのは、書類のやり取りに時間と費用が掛かってしまうため、郵便ではなくオンラインで対応したいということ。
法的にはその仕組みは出来上がっています。
オンラインが苦手な司法書士事務所はまだ多いです。苦手というよりも新しい制度なので対応しきれていないケースが多いといった印象です。以前勤務していた事務所ではお客様からの問合せを受け、完全オンラインにて手続を進めようと試みたことはありましたが、結局は紙の書類での提出に留まりました。これは、当時の事務所の技術的な問題ではなく、お客様側のPC環境の問題で立ち消えとなってしまいましたが、ではどのようにすればオンライン申請ができたのかという「今後の」話はするべきでしたので、その点は反省しています。
例えば、株式会社の代表取締役が電子署名のできるマイナンバーカードを所有していたり、商業登記電子証明書の取得方法をご案内するなどが考えられます。登記件数の多い会社であれば、費用はかかります(24か月8300円)が、商業登記電子証明書を取得しておけば郵送費用よりは負担が少なくなる可能性も検討の上で取り入れる必要が、今後でてくると考えられます。
なお、「電子証明書取得のご案内」をリンク先としましたので、ご興味がありましたらご参照ください。
当事務所でも現在、使い勝手の良くないシステムなどの見直しを行っております。例えばネットバンキングのシステムが使いにくいため、ネット銀行の口座を開設しました。今後も見直しを進めて、業務効率化を進めていきます。
投稿者プロフィール
-
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。
最新の投稿
- 司法書士試験2024年11月21日司法書士試験の際の六法のご紹介
- 司法書士試験2024年11月19日司法書士試験に暗記は必要か?
- 雑談2024年11月19日寒さ対策
- 実務2024年11月18日抵当権設定の際の登録免許税