狭小地が発生する原因

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

ここ最近、分筆された狭い土地に関して関与しており、なぜそういった土地が発生するのかを調べてみました。当然、発生する理由は様々ですが、分譲などで土地の形を整える中でそのような土地が出てきたり、自治体や鉄道会社、大手不動産会社などが地域開発を進めていく中で、狭小地や変形地(※四角形ではない土地など)ができることがあります。

その他のケースとしてはお隣さんが自分の土地に越境してくることがあり、越境された土地だと不動産の価値が下がってしまい担保提供できないなどの理由で、越境部分と本地部分を分筆することもあります。その際に狭小地が発生する訳です。

なお、越境のために分筆した土地については当然使用されている訳ですが、再開発などで出てきた狭小地を相続した場合、売却するにしても買い手がなかなかつかないかもしれません。最近だと、シェアサイクルや電動キックボードポートなど新たな活用方法もあるようですので、そういった事業の運営会社に話を持ち込んでみるのも一つの手段かもしれませんね。

投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。