登記申請の補正について

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

普段業務を行う中で、法務局からの電話がナンバーディスプレイに表示され、当該法務局へ登記申請中の場合、ほぼ補正の連絡です。多くの司法書士の場合オンラインで申請していることが常なので、電話より先にオンライン上で補正通知が来ることもあります。当事務所は特に補正件数が多いわけではありませんが、私の補助者時代から開業までの経験を含めても先に電話が来ることがほとんどです。オンラインによる補正通知「だけ」がきたことは一度だけです。

補正の内容は様々で、必要書類の不備(不足、書類の誤字脱字等)、申請書に申請印を押印していない、登録免許税が足りない、計算方法が間違っている等

以前にお話しをした会社の経営者の方は、氏名変更登記を自分でやった際、4回くらい補正になったとおっしゃっておりました。細かい法務局の担当者のため補正が多くなってしまったのかもしれません。

また、自分で登記申請をしようとする方の登記相談を受けていてよく話題に上るのが、登録免許税ですが、これは一般の方には判断が難しいと思います。先に少なく納めて補正の際に不足分を納めるのはいいのですが、多く納めてしまってその還付を受ける場合、手間と時間がかかります。最終的に税務署から還付されるのですが、相続登記の場合、租税特別措置法なども絡むことから確認しつつ進めないとミスに繋がりかねません。

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投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。