色々な士業資格試験の勝手なイメージ

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

司法書士事務所を解説して半年を過ぎたので、色々な士業の方と交流を持つことが増えてきました。他士業の方とあまり試験の話になることはないのですが、たまにそういったことが聞けると興味深いです。何しろ自分が試験に苦戦したので。

自分が試験合格したのは司法書士と行政書士です、行政書士は未登録ですが、試験について語れるのはこの2資格のみです。中小企業診断士の講座も購入しましたが、いつの間にか疎遠になっておりました。まだ範囲を1周もしておりませんが、再挑戦したいと思います。

本記事は少し遊び的な感じですが、士業各試験の制度や個人的に持つイメージなどについて語ってきたいと思います。なお、この記事のために試験制度など調べてはおりませんので、あまり参考になさらないようにお願いいたします。

弁護士

難関資格の代名詞です。まず挑戦する資格を得るのが難しく、法科大学院を修了するか司法試験予備試験に合格しなければ挑戦することすらできません。旧司法試験時代は誰でも受験可能な分、合格率が1%台とか鬼のような試験だったそうです。現在の司法試験の合格率は40%程にもなるそうですが、これは受験者層のレベル自体が高いので全く参考にならないと思います。

公認会計士

通常仕事で絡むことが今のところほぼないのですが、これも難関なイメージです。かつて家業でお願いしていた税理士の方が、何度も公認会計士試験受けたけどどうしても合格できなかったので税理士になったという人もいました。受験資格のない間口の広い資格のようです。

税理士

合格までに長くかかると聞きます。1年に1科目ずつでも、5科目を揃えることで税理士試験に合格が可能だそうです。ただしその1科目が難しいので合格までに長くかかるそうです。大学院に行くことで科目免除されるなどのルートも用意されているそうです。ただ、税理士試験も受験資格があり、かつて私が司法書士試験勉強しながらアルバイト先で出会った人は、税理士試験を受けるために簿記1級を取ったが、そこで燃え尽きたので税理士試験は受けなかったという方もいらっしゃいました。

司法書士

誰でも受けられる門戸の広さが魅力の一つである資格です。午前の部・午後の部に分かれ択一70問、記述2問の凝縮された5時間です。特に午後は時間が全く足りず、その点の対策をしっかりしておくことがメインテーマなのではないかと思う試験です。

社会保険労務士

私が色々な資格があることを知ったきっかけとなる資格です。随分昔ですが、会社の同僚がこの資格の勉強をしており、睡眠時間をかなり削って挑戦していた様子でしたので、そんな世界があるんだなと思ったことがあります。試験自体はマークシートのみですが、合格率の低さからかなり難関試験という印象があります。

行政書士

こちらは私も試験に合格しております。士業資格の登竜門的な感じで言われることが多いのですが、難しいです。こちらも1日午後の3時間で終わる試験です。政治・経済・社会などの一般知識はどれだけ勉強しても解けない運の要素が強かったり、逆に文章理解などは対策を打たなくても解けたりするため、学習の配分が悩ましかったりします。短い記述問題もあり、個人的にはそこが難しいと思いましたが、法律要件を覚えていれば何となく点が入った印象があります。

土地家屋調査士

かつてこちらは取得を考えておりましたが、補助者になってみてその考えを改めました笑 午前午後に分かれる試験のようですが、一定の資格を持っていると午前の部が免除されるため、そのために測量士補の資格を取得し、午後の試験にのみ臨むというというのがセオリーのようです。計算や作図などコツのいる試験の様で、また時間もかなり足りないというもののようです。

中小企業診断士

これは安価な試験対策を購入して本格的に勉強しようと思ったきり、勉強から遠ざかってしまった資格です。企業経営理論・運営管理・情報システム・企業法務・財務会計・経済学・中小企業経営政策と7科目の1次試験、事例問題からの記述の2次試験に分かれるようです。1次試験はマークシートなので対策もしやすいようなのですが、2次試験は学習方法に正解がなく、雲をつかむような感じで学習を進めていくという話を聞きます。テキスト一式そろえて見返してみても相当難しい試験だという印象です。


その他にも、弁理士や不動産鑑定士など様々な難関資格がありますが、色々な資格があり、それらがどのような職責を果たしているのかなどを知ることはビジネスの幅を広げるきっかけになる可能性がありますし、そうでなくても将来的に士業になりたいという方についても、一度調べていただければ幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。