補正初め
鷲頭正明札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。
今年の仕事初めの日に申請を出した登記が補正になりました。補正理由としては「相続関係説明図に（分割）（相続）の文言が無い」ということでした。
相続登記をオンライン申請する際に、「相続関係説明図」という書類を作成します。そのPDFデータをオンライン申請データに添付することで、分厚い戸籍の束を一枚一枚コピーせずに済むという書類です。ですがその際に不動産を相続する人に（相続）、不動産を相続しない人に（分割）と記載しておく必要があります。
外出中の転送電話だったため、事務所に戻りオンライン申請データを見ると、（分割）（相続）の文言が入っていたため、補正連絡のあった法務局へ電話しました。「こちらからお送りしたデータには（相続）（分割）の文言入ってますが、そちらでは入ってないですか？」「ちょっと待ってください。確認します。」
しばらく経ち「やっぱり入ってないですね。紙に打ち出したもの（私が印刷して郵送したもの）には入ってますが。」
ここでひとつの事実が判明しました。
Wordファイルで相続関係説明図を作成した時点で（相続）（分割）という文言表記をしなかったため、これをPDF化した後にPDFソフトで直接（相続）（分割）の文言を書き入れました。ところが、それをオンライン申請データに添付したところ（相続）（分割）が消えてしまい、今回の補正連絡に繋がったという訳です。
一旦PDFデータを紙で印刷し、その紙をスキャンして法務局へデータ送信することで事なきを得ましたが、新年の慌ただしい時間帯でなかなか混乱を引き起こす事例でした。
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投稿者プロフィール
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令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。
