司法書士試験の口述試験

札幌宮の森の司法書士、鷲頭です。

先日司法書士試験本試験が行われ、既に自己採点された方も多いと思います。SNSを見ていると満点に近いような高得点を報告されている方もおり、それを見て何となく自信を失ってしまうかもしれませんが、あまり気にしなくていい気がします。なんと言っても今年から記述に比重が傾きましたので、択一での上積み点があるに越したことはないですが、記述がしっかり書けていれば合格の可能性は十分にあります。

択一、記述ともに手ごたえがあった方は、ここから合格発表まで精神的にキツイ時期を過ごすことになります。私の場合はどうせ不合格だと思っていたので、自己採点は基準点が発表されてからようやくやりました。そこで基準点プラス10問取れていたので、そこから合格が現実味を帯びたので、精神的にキツイ時期は2カ月に短縮されました(笑)

無事に筆記試験に合格すると次は口述試験に進みます。私の合格年度は12月24日が合格発表日で、年をまたいで1月12日に口述試験でした。レジュメをもらうために受験予備校の口述試験模試を年末に受けて、正月に司法書士法を暗記して、年が明けたらすぐに口述試験でした。

私は東京で試験を受けていたので口述試験も東京でした。渋谷のフォーラムエイトという建物の中で、午前午後に分かれて関東ブロック(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、山梨県、長野県、新潟県)の合格者が全員集まりますので、司法書士の合格者ってこんなにいるんだという感覚になります。口述試験の教室は複数あるとは言え、受験者数も多く、一人頭15分ほど時間がかかりますので、人によってはかなり待たされます。私は結構待った記憶があります。

口述試験会場は採用面接のような雰囲気でした。ノックして入室して、受験番号と名前を言って椅子に座る。試験官の方が質問してくるのでそれに淡々と答える感じです。質問の内容は登記法と司法書士法がメインでした。最後に司法書士法1条か2条を言えるか質問をされて終わり。登記法の質問についても難しい内容ではなく、合格者であれば答えられる内容だったと記憶しています。ただし、たまたま抜けていた知識部分を質問されることもあると思います。口ごもっていると試験官の方が助け舟を出してくれたり、「失念しました」と言ってクリアすることもできると聞いたことがあります。

試験は上述した通り15分程度で終わります。そのまま帰宅して大丈夫でした。

口述試験に関しては、自分もかなり不安に思っておりましたが、人物の確認という位置づけっぽいものを感じたので、とにかく当日会場に行けば合格できると思います。ただし、周囲は全員スーツ着用でしたので、スーツで行くに越したことはないと思います。

投稿者プロフィール

鷲頭正明
鷲頭正明
令和2年度司法書士試験合格。東京都内の司法書士法人、司法書士・行政書士事務所で実務経験を積み、令和5年生まれ故郷である札幌で司法書士事務所開業。
会社・法人登記及び相続関連業務を得意としています。